2014年4月28日月曜日

大阪・正幸会病院 栗原先生からのメッセージ

「大橋先生、再び徳島大学にお招きいただきありがとうございました。
学びラウンジを始めたくさんの方々の優しく厚いおもてなしに心から感謝しています。

今回も沢山の人と新たな出会いがあり、毎日が充実し、とても楽しかったです。
三日間はあっという間に過ぎてしまいましたね。
皆様のお陰で、講義も、心電図による自律神経の研究も、腱引きの施術も予想以上の成
果を上げることが出来たように思います。

大橋先生は以前から、「病気になったら、病院に行って薬をもらって飲むということが
、習慣化していることの問題点を考えるような授業にしたい」と仰っていましたが、そ
の目的は充分達成されたように思います。

4回の授業はそれぞれ出席者に合わせて内容を変えて良かったと思います。
そのおかげで、多方面から考えることができて、問題点が浮き彫りにされたと思います
。

4回の授業に共通するメインテーマは、ホリスティック医学から西洋医学を眺め比較す
ることで、医療とは何か、健康とは何かという本質に迫ることでしたが、そのことによ
って、私もたくさんの気付きが得られました。
一例を挙げると、最終日に、年配の男性(仮にAさんとしておきます)がゲストで来ら
れました。
Aさんは、がんと診断され、一人の医師からきつく予後を告げられて希望を失いかけた
というお話をされ、皆さんに強いインパクトを与えて下さいましたが、まさに、ベスト
タイミングでしたね。

私も医療側として似たような経験がありましたので、身を詰まされる思いでした。
そして、この悲劇の原因、問題の核心はいったいどこにあるのか、もう一度よく考えて
みました。

かつての私がそうだったように、医師自身が、症状に囚われ、病気の本当の原因が分か
らないまま、対症療法の一時しのぎで誤魔化し、最善をつくしているはずだという自己
満足で患者さんに希望をもたらそうとしていること、一方、患者さんは、高度な画像診
断装置や医療機器の発達などに目を奪われ、医師をあたかも全能の預言者であるかのよ
うに崇拝し、正しい答えを導いてくれるはずだとかってに思いこみ、大切な命を平気で
他人に預けていることが問題なのだと思います。

今回、Aさんに来ていただいたお陰で、問題の核心にせまることが出来ました。
Aさんは辛い思いをされた事でしょうね。
でも、Aさんが実体験を話して下さったお陰で皆さんが医療を考えるきっかけを作って
下さったのですから、その貴重な体験を披露して下さったことに深く感謝したいと思い
ます。

きつい言い方で、Aさんには申し訳ありませんが、はっきり言って、日本中のほとんど
の医師も患者も「井の中の蛙」だということです。
自分が何も知らないことを自覚していないことほど悲惨なことはありません。
医師も患者も井戸の外を見ようともせず、西洋医学という狭い枠の中で空回りしている
ことに気付いていないので、いつまで経っても歯車がかみ合わず、このような悲劇が続
くのです。

がんの真の原因が分からず、自分ががんになっても治すことができない医師が、患者さ
んに完璧な治療方法を、自信を持って説明できないのは明らかですよね。

井戸から出てみれば、がんが治ることは直ぐ分かります。
基もと自分の細胞なのですから、最初から悪性の腫瘍などは存在しません。適切に治療
すれば縮小するはずの腫瘍をかえって悪化させ、その責任を逃れるために「悪性」とい
う言葉を使っているに過ぎないのです。
がんについては、いずれ機会をみて、もっと詳しくお話ししたいと思います。

今まで述べたことは、大橋先生が、何度もお話しされているように、教育と医療を比較
すると分かり易いと思います。
「皆さんが大学に行けば何をしなくてもかってに賢くなる事はないですよね。自分で問
題点を見つけ、自分で解決しようと努力しなければ良い結果は出ません。教授は全能で
はなく、大学はただ環境を提供するだけなのです。
医療も同じです。病院に行けばかってに病気が治る訳ではありません。自分で病気にな
った原因を考え、自分で直そうと努力しなければ良い結果は出ません。医師は全能では
なく、病院はただ環境を提供するだけなのです。」

残念ですが、大橋先生がこの問題点を指摘されるまで、日本ではいままで誰も気付かな
かったように思います。そして、二度とこのような悲劇がおこらないようにするには、
私たちが視点を広く持ち、西洋医学以外にもたくさん選択肢があるのだということを知
って貰うことに尽きると思います。

そのために今出来る最善のことは、1人でも多くの方に腱引きを実際に体験して貰い、
骨間筋の重要性を認識し、自分の健康は自分で守ることができるのだと自信を持ってい
ただく事だと思います。
と同時に、腱引きを学問的に検証し、一日も早く市民権を得ることも私たちの使命だと
思います。

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